スペインの旅 8
       20日マドリードに向かって出発


 とうとう、グラナダとお別れ。吉川さんと野口さん吉川さんのお兄さんの3人は、路線バスでマドリードへ行くことに。吉川さんのお兄さんが私達と同じ車で移動したそうだったのは、アマポーラに惹かれてかしら?

 ラ・マンチャ地方でアマポーラの群生を見るか、マドリードへ直行してプラド美術館を見学するか。選択肢は2つ。6対1でアマポーラ見学に決定!だってこの旅は、わざわざアマポーラの咲く季節に合わせて計画されたのだから。スペインの魅惑シリーズの「アマポーラ」を外すわけにはいかない。

 野原を真っ赤に染め、見渡す限りアマポーラ!見ている間にもどんどん咲いていく。大群生!

オリーブ畑からのさわやかな風がアマポーラをやさしく揺らす。                
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 昼食後のドライブは、乗っている人も運転している人も眠くなってくる。Hさんの提案で「しりとり」を賑やかにやり、眠気を吹き飛ばす。ちょうどそのしりとりの最中、私達の乗った河野号は、吉川さんたちのバスを追い越したようだ。

 マドリードのホテルに到着、荷物の整理。う〜〜ん増えちゃった。やがて、吉川さん達も到着して全員で夕食に出かけることになった。河野さんから、フェリベ皇太子の結婚式間近で街の警備がすごいから今夜は安全かも、でも貴重品は持たないようにとの注意が。



                        最後の晩餐

 最後の晩餐は、海鮮料理店で大変なご馳走だ。待望の「ペルセーベス」(カメノテ)に「鰻の稚魚」「まて貝」「手長海老」に美味しい白ワイン。普段ほとんどアルコール呑まないワタシもその場の雰囲気で飲んでしまった。デザートのさくらんぼが出た時にはもうほろ酔い気分。そのワタシでもハッキリわかる程さくらんぼの量が様々なのだ。いちばん少ないのは、多い人の3分の一しか入ってない。大雑把というか・・・ここでウエイターに「これは少ない!」と文句を言うべきだったのだろうが、皆お腹一杯で幸せ気分だから、拘らない。それより形がどうのこうので盛り上がってしまった。

 食後は、賑やかなマドリードの街を散策。警戒態勢の中でも吉川さんが、怪しい男のグループに襲われそうになったが無事でよかった。歩きながら気付いたのだが、吉川さんのお兄さんは、顔はお母さん似で吉川さんとは違ってがっしり体型、でも流石ご兄弟後ろ姿と歩き方はそっくりでとても早い。コンパスも長いのだろうが、ついて歩くのは大変だ。
 
 Oさんは、とっても愛妻家で、いつも「○○ちゃん!」と奥さんのことを呼ぶ。見るからに仲の良いご夫婦という感じである。が、意外にも奥さんは。「いつもいつもだと、うっとおしい、よかったらお貸ししますよ」とおっしゃる。はあ?

 王宮の近くでは益々警備が厳しくなり、ヘリコプターが飛び、一定間隔で重装備の警官が立つ。通りはバラの花でいっぱいの籠が高く掲げられ、街灯にリボンが飾られ、お祝いムード一色だ。

 明日は、いよいよスペインとお別れだと思うと寂しい限りだ。本当に楽しい日々だった。別れ難いが明朝が早いので、それぞれにモーニングコールをお願いして部屋に入った。

画像はクリックすると大きくなります。 スペインの野原に咲く花

さよならスペイン 最後のハプニング
 スペイン最後の朝です。7時にレストランが開くのと同時に朝食。結構日本人客が多い。
関空に帰る吉川さん達は、10:00発、成田組は、10:40マドリード発だ。

 空港まで30分くらい、吉川さんご兄弟と野口さんは、タクシーで、Oさん夫妻は私達と一緒の河野号に乗ってにホテルを7:30に出発。最初は順調だったが、すぐに渋滞に入ってしまった。
 
 Oさんがいらいらしているのが感じられる。と、奥さんが「あなた!落ち着きなさい!」と一言。
その後も渋滞は続き、9:00になってしまった。が、まだ着かない。Oさんはもういらいらというよりピリピリしている。奥さんは「あなた!仕方がないでしょ。なるようにしかならないのよ!」と一喝。肝っ玉が据わった発言だ。

 国際線だもの、もしかしてダメかも・・・・吉川さんからターミナルに着いたと電話が入る。9:10頃やっとターミナルに到着。Oさん夫妻は河野さんに連れられてターミナルビルに入っていった。河野さんが車に帰ってくるのを待つ。間に合ったのだろうか?どうして河野さんが帰ってこないのか?もしかして乗れなかったのじゃないか・・・・そうこうしていると私達も危ない時間になってきた。20分間程だが、長〜〜〜い時間に感じた。

 河野さんが帰ってきた。が、吉川さん達が別のターミナルにいて、Oさん夫妻とはまだ会えてないという。飛行機のチケットは吉川さんが持っていて搭乗手続きもできないが、とにかく乗せてもらうようにしてきたとのこと。え〜〜〜〜大丈夫かしら?だってもう出発30分前よ。

 うかうかしていたら私達も帰れなくなってしまう。河野さんは、私達を出発ターミナルへ送って、搭乗手続きも済ませてくれた。ホッとして今までの極度の緊張感が緩むと、スペインを離れる寂しさがどっと込み上げてくる。女性軍は、みな河野さんとスペイン式に抱き合って別れを惜しんだ。「また来てください。」「もちろんまた来ますね。」と、吉川さ〜〜ん、お願い!また企画してくださいね。

 後日談で、渋滞の原因は、皇太子結婚の交通規制の影響だったそうだ。そして吉川さん達は、重い荷物を持って別のターミナルから走って、Oさん夫妻の待つターミナルへ移動し、かろうじて乗れたのだそうだ。飛行機に乗り座るとすぐに離陸態勢に入ったと言うのだから、ギリギリだったことが想像できる。(好奇心旺盛のワタシとしては、できたら吉川さん達をターミナルで待つO夫妻の会話を聞いてみたかった。)

 海外旅行経験豊富なO夫人は、ワタシのことを「かわいそうな人」だと言う。「初めての海外旅行がこんなステキな旅だと、今後どんな旅行にいってもつまらないし、物足りなく感じるでしょうと。」 確かにそうかもしれない。このメンバーで、この企画だからこそのステキな旅だった。     終り    

 吉川二郎音楽のルーツを訪ねる旅の案内人、河野さんをご紹介します。
安全安心で楽しい旅ができたのも河野さんのお陰だと感謝しています。ありがとうございました。
スペインを愛する男が私達をスペイン大好きにさせたのでしょうか?
                  河野兵部

 ギタリスト、文化コーデイネーター。山梨県出身。1971年音楽留学をきっかけにスペインに在住するようになり、演奏活動、音楽専門誌等への執筆の傍ら、通訳ガイドとして、スペイン、ポルトガル、モロッコ等の各地を飛び回り、その時に得た知識や人脈を活用して文化交流会社NSI(New Spain Idea SL)を設立して、現在留学生援助、演奏会、展示会や文化ツアー等の企画施工、協賛、後援などで、日西文化交流の促進に努めている。
「地球の歩き方ウエーブマガジン」 
ODN Blog the World 2004年 5月 6月 7月 
河野兵部HPスペインふぁん

                         最後に

 最後まで拙い旅行記を読んでくださってありがとうございます。
このページとZは、スペインの空とアルメリアの海の色、青を。
YとXは、ジャカランダの花色、青紫を。
WとVは、ひまわりの黄色を。
UとTは、アマポーラのイメージで真っ赤を壁紙の色にしてみました。

 ついあれこれ書いて長くなってしまいました。(本当はまだまだあるのですよ。)この旅には、さまざまな発見と出会いがあり、別れがあり、また再会がありました。
まさに、ジローリートの”縁はY(イ)なもの”を実感している今日この頃です。

 ご感想・ご意見なんでもけっこうです、掲示板に書いていただけると幸いです。
皆さんもステキなスペインの旅にお出かけください。                   2004年9月