スペインの旅 5
            18日 コルドバ日帰り
 ホセ・マヌエル・カーノ来日コンサートの準備のため、吉川さんと野口さんはグラナダに残り、河野さんが、私達をコルドバに案内してくれた。

 駅舎跡のドライブインで休憩。オリーブオイルを10個買うのに、えっと10は?Hさんは、両手を出して、「シンコ」「シンコ」(シンコは、5)と言い、無事に10個買った。このHさんのくったくない行動が、旅をとっても楽しいものにしてくれている。

 途中ひまわり畑が見えたが、残念ながらまだ咲いていなかった。

コルドバのカテラドル メスキータ
 コルドバは、ヨーロッパが「暗黒の中世」といわれた時代、イスラム教と共に古代ギリシャ・ローマの文明も入ってきて繁栄し、10世紀には100万人都市として全盛期を迎えた。
 コルドバの詳しい情報は、河野兵部さんスペインふぁんで!


 メスキータはアブデ・ラーマンT世により、バグダットに負けないモスクをと作られた。3回にわたり増築されついには25000人もの信者がコーランを唱えられるような巨大なモスクになった。

 オレンジの中庭から入ると、白い石と赤いレンガを組み合わせたアーチが限りなく広がる。やしの林のような大理石の柱は何人の人が触ったのか黒光りしている。

 ほの暗いなか、ギリシャ正教の技術者が、宝石・輝石・貴金属で造ったミイラブが、メッカの方向を指している。
 レコンキスタ後カルロス5世により、カテラドルに改造されたが、イスラムの伝統を拭い去ることなくキリスト教文化と共存している。


ユダヤ人街の「花の小径」
 メスキータの北側に広がる、「迷路」のような狭い路地が要る組んだ地域がユダヤ人街。
左端の画像の塔の上には「コウノトリ」の巣がある。通り毎に様相を変えた小道やパテイオを見ることが出来る。5月に祭りとコンテストがあるらしい。
 
 メスキータ北のとても狭い道を曲がると、白壁にゼラニュームの鉢が飾られた細い路地がある。路地の奥には小さい広場があり、広場から振り返るとちょうど路地の間にメスキータの塔が見える。ここが、誰が撮っても絵になる写真スポット「花の小径」だ。広場の周りは、皮製品や銀細工のお店が並ぶ。もちろんここでもショッピング!

ルームパーティ
 写真撮影やショッピングに時間が掛かったものだから、帰りが遅くなってしまい、教会であるという朗読の会をパスして、ルームパーティをすることにした。

 グラナダ唯一のデパートへGO! デパ地下のお惣菜コーナーで、店員さん相手に「海老」「蛸」「サラダ」「そらまめの煮込み」を指差し、ジェスチャーと日本語で「もっと足して」「もういい」と。けっこう通じるものですね。それに、サンドイッチとビールと果物(念願のイチゴとバナナとりんご)とヨーグルト。全部を割り勘にしても6ユーロ、安い!

 体調を崩していたTさんも元気に参加して、一部屋に椅子を持って集まり、飲んで食べておしゃべりして夜遅くまで楽しい時間をすごした。なんと用意のいいことにNさんが紙コップに紙皿、箸まで持参していた。

 困ったのは、ゴミ。部屋のゴミ箱に捨てるのは気がひけて、けっきょくHさんのご主人が、通りのゴミポストへ捨てにいってくれた。

 スペインの街では、ゴミ収集車は夜集めにくる。ゴミポストには蓋があり、カラスに荒らされることもない。こういうところは日本にも取り入れたいわね。

 吉川二郎門下生の野口久子さん、この旅もご一緒したJIRO.FCのメンバーに人気のギタリスト

        野口久子

兵庫県尼崎市出身。関西学院大学卒。1986年から吉川二郎に師事。スペインでホセ・マヌエル・カーノにレッスンを受ける。
1998年から吉川二郎の二重奏のパートナーとして公演に同行。
CD『星の物語』と『スペインの魅惑』の録音にも参加。