スペインの旅 1   2,004年5月
「コンサートフラメンコギターリスト吉川二郎音楽のルーツを訪ねる旅」
はじめに

 この旅行は、当初25人のツアーとして計画されていたのだが、3月のマドリード列車爆破テロ事件の影響で、参加者が皆無の状態になり一旦は中止となった。しかし、夜桜コンサートの際、吉川さんからサラマンカ大学でのコンサートが確定しているので、少人数なら一緒にいきましょうと声がかかり、Tさんとワタシが参加表明、翌日H夫妻とNさんが希望し、JIRO富士ファンクラブからは5人参加することになった。
 吉川さんと弟子の野口さん、野口さんの知人のO夫妻の4人が5月10日関西空港から出発。
FCの5人は10日間が限度という方もあり、遅れて13日成田空港から出発しグラナダで合流ということになった。 ワタシ以外は海外旅行の経験豊富な人たちだが、無事にマドリードまでいけるかしら?一抹の不安がよぎる。
  12日の夜は成田のホテルで前泊。夕食を食べた後、翌朝が早いので朝食を買うのと空港の下調べのために第1ターミナルに向かいホテルの送迎バスに乗った。Hさんが「昔さあ相良直美って歌手いたの覚えてる?」と聞く。「あの愛貴方とふたり・・・?」「そうそう、あの人似てない?」「相良直美さんですか?」その人は、頷く。「やっぱり!」隣に座ったNさんが早速お話してリサーチ。結果、明日の出発便が早いので前泊して、今からお寿司を食べに行くところだそうだ。第2ターミナルで降りる相良さんと別れ、私達は第1ターミナルへ。
 まずは、出発ロビーの場所の確認、次にスーツケースを宅配便で送ってあるので、その場所の確認、それからコンビニへ行き、ご飯としばらくお別れだから最後にとおにぎりや味噌汁を買う。
(でもね、Nさんの荷物には、お水と共にフリーズドライのお粥や味噌汁が入っているのよ。)
2004年5月13日 出発です

 ホテルの部屋で、朝食とNさん持参の夏みかんのデザートを食べ、いよいよターミナルに行く7時30分のバスに乗る。バスには、国籍不明の若い人の団体さんが、みんな大きく膨らんだ黒いビニール袋を手に乗り込んでくる。なんとも異様な不思議な団体さんだ。残念ながらターミナルまでほんの5分くらいだったから、Nさんでもリサーチ不能。

 Hさんご夫婦が搭乗手続きをしてくれている間にスーツケースを受け取って、計量に乗せると「おいおい今から20kgある?」(水です) テロ事件から厳しくなったという手荷物検査、ボディチェックを難なく通過。通過できないところが、免税ショップ!
化粧品でしょ、ウィスキーでしょと皆さんお買い物。そしてやっと待合ラウンジに到着。まだまだ時間があるので、再度免税ショップへ行った方は帽子をなくして・(;>_<;)・
 搭乗案内がありバスに乗って飛行機まで、機内に入り席についてやれやれ。定刻10時25分無事に飛び立った。飲み物が配られるころには、お買い物好きの私達は、もうバッチリ機内販売の免税品をチェックし終わり、スペインをはじめとしたヨーロッパ土産も一通り目を通し終えていた。楽しみにしていた映画はおしゃべりに夢中だったので、さあ見ようとしたら、なんと最後の1本で「釣りばか日誌」だ。まるで「バスツアー」の帰り。

 オランダでの乗り継ぎ待ち時間は、一人旅の日本女性が、超過手荷物料金を取られたというので、皆で愚痴を聞いてあげ慰めているうちに過ぎた。
いよいよマドリード行きの飛行機に乗ると、気分はスペイン!飲み物もワインを注文。
 前もって吉川さんが送ってくれた、マドリードの空港へ迎えにきて私達の旅のお世話をしてくれるという河野さんの写真を大事に持ち、18時45分定刻にマドリードに到着した。

 荷物を受け取り、外にでると、写真の人物、吉川さんの知人でスペイン在住32年のギターリスト、スペインと日本との文化コーディネーターとして活躍している河野兵部さんがにこやかに迎えてくれた。無事に着いた感激で皆河野さんと硬く握手をかわした。
スペインの第一印象は、「青い空に赤い大地、そして河野さんの笑顔」だ。また成田での物々しい警備に比べ、何のチェックもなく勝手に荷物を持ち出せるスペインのアバウトさにビックリ。

 ホテルに着き気の緩んだ私達に、チェックインの手続きをしている河野さんから注意が飛ぶ。
「荷物から離れない!」この国では荷物から離れることは、「泥棒にどうぞ持っていってください」ということになるらしい。くわばらくわばら。
その夜は、皆飛行機での長旅の疲れか(成田から16時間)バタンキュー。


        吉川二郎プロフィール

 1951年大阪生まれ、関西学院大学卒業。15歳よりギターを始める。1977年スペインに渡りフラメンコの巨匠マヌエル・カーノに師事。1988年全曲オリジナルのフラメンコ曲収録のCDアルバム「迷路」を発表。以後93年「夢の窓」95年「月の宮古」97年「雪女」98年「めのう岬」2000年「星の物語」2003年「スペインの魅惑」をビクターから発表。独奏スタイルの”フラメンコギター奏者”として積極的な創作演奏活動を続ける。98年スペインで発刊された「フラメンコ大百科事典」に日本を代表するフラメンコギタリストとして紹介されている。

JIRO.富士ファンクラブ HP 吉川二郎 HP 河野兵部 HP